☆第11章 歌うことは、生きること

あれだけポンコツでど素人だったわたしだったけど
絶対に負けるものか!とその一心で活動し続け
それが少しずつファンの皆にも、メンバーにも認められはじめた。

『歌を聴くと元気が出るね!』
『いつも良い歌をありがとう!』
『声がとっても好き』って言葉が聞けるようになったわたしは
人前で歌うことの尊さ、母のためだけじゃない、自分のため、何より応援してくれる皆の為に歌うことの『しあわせ』を知った。

ライブをする事、一緒に心を踊らせる事に夢中になったわたしは
たくさんのライブハウスを回り、レコーディングを重ねCDを出し続けた。

人生で初めてのワンマンライブもやった。それこそ、人生を賭ける勢いで動いてどうにか満員にすることに成功した。

でも、わたしの目標や夢を叶えるにはもっと多くの人に存在を、歌を知ってもらう必要があった。
だから、もっとたくさんの人に歌を届ける為に一人でライブの活動を始めよう!そう思い、たくさんのライブハウスを一人で周り、歌い続けた。

バンドの力だけじゃなくて自分ひとりの歌を応援してくれる人たちの笑顔を見て、少しずつだけれど、自分に自信が持てるようになってきた。

わたしは世界で何よりも、歌うことが好き。だから歌い続ける。
そう、胸を張って言えるようになったんだ。

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